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「オマエ、俺のこと怖くねぇのかよ」


黙々とクッキーを食べていると、いきなり鷹野がそう聞いてきた。


「・・・は?なに?怖がってほしいの?残念だけど見た目がどれだけ怖くても俺は怖くないよ?つか、鷹野なんか可愛いもんでしょ。銀先輩は会った当初めっちゃ怖かったし」


そうそう、銀先輩ってば初めて会ったとき俺のこと睨んできたからね。あれは怖かったよ。今では優しいいい先輩だけど。


「・・・そうか、」

「そういえば、最近黒神と一緒にいないんだねー?」


俺がそう言うと、鷹野は困ったような顔をした。
ん?何かあったのか?


「最近、大和は元会長と一緒にいて近寄れねぇんだよ。それに、なんかあいつおかしい」

「ふーん・・・おかしいってなにが?」

「うまく説明はできねぇけど、狂ってるっていうかなんというか」


やっと気づいたのか。黒神はずっとおかしいと俺は思ってたけどな


「それで、黒神から離れてるってわけ?」

「ああ、・・・」


元々一匹狼として過ごしていたから、黒神がいなくなったら友達がいなくて一匹狼に元通りというわけか。



 


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