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「めぐみ様」
食堂を出て生徒会室に向かおうと夕陽と静と歩いていると、なにやら紙袋を持った瑞希ちゃんが立っていた。
ちなみに充は風紀室に行ってしまった。
「あ、瑞希ちゃーん。待ってたよー」
「用意してくれたのは青なので、あとで青にお礼しておいてくださいよ」
「わかってるよー」
そう言って瑞希ちゃんが俺に渡してくれた袋の中には俺のセーラー服が入っていた。
柊の家がいろんな制服を扱っていて、俺の着ている服はいつも柊からもらっているのだ。
「ほんとありがとう。生徒会室で着替えよう」
正直、誰のものかわからないこの制服を着ているのが気持ち悪かったのだ。
「では、夜は食堂で待ってますからね」
「うん、また後でね」
俺は瑞希ちゃんに別れを告げ、夕陽と静と生徒会に向かった。
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