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よくよく考えるとここ最近まともになにも食べていないことに気づき、俺たちはみんなで食堂に向かった。


「めぐ、!」

「ん?ああ、静。どうしたの?」

「めぐ、痩せた、?ガリガリ」

「なにそれ、失礼だな」


食堂に行くと真っ先に俺に気づいた静が抱きついてきた。
静は一瞬悲しそうな顔をしたが、俺が笑うと同じように笑った。


「めぐちゃん、なに食べるー?俺はハンバーグ!」

「ひぃ、子供みたいだよ」

「めぐ、オマエも肉食っとけよ。痩せすぎて気持ち悪い」

「そうだよ!折れちゃいそうだもん!」

「めぐ、抱き心地、悪い」

「僕もめぐみ様のお体が壊れないか心配です」

「めぐみ様はただでさえ細いですからね」

「細いっちゅーか薄いよなぁ」


柊と一緒にメニューを選んでいると、みんなはなぜか好き勝手に俺の体のことについて話していた。


「ふっ・・・あははっ、」


俺はその光景がおもしろくてついつい馬鹿みたいに笑っていた。



 


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