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「めぐ!おい、めぐ!開けろ!いてるんだろ!?」


僕と相楽先輩めぐみの部屋の前に着くと、すでに充がドアの向こうに向かって叫んでいた。


「めぐ!開けろ!めぐみ!」


こんな必死な充の姿を見るのは初めてで、僕は少し驚いてしまった。


「片岡、キー使え」

「っ、!」


相楽先輩にそう言われ、充は風紀委員長と生徒会長にしか持つことが許されないどこでも開けれる鍵を使って扉を開けた。


「「「っ、!?」」」


扉を開けた瞬間、僕たちは中の状況を見て言葉も出ないほどに驚いた。
扉のポストから溢れだし、黒い封筒が床に落ちていたのだ。それもおびただしいほどの数が。


「っ、めぐ!」


一番最初に体を動かしたのは充で、充は一直線に寝室と思われる場所に向かった。


「・・・なんや、これ」

「なんですか・・・っこれ!?」


相楽先輩の驚いたような言葉に、その見ているものを見ると、そこにはめぐみの隠し撮りの写真があった。

もしかして、この封筒全部そんなのが入ってるわけ、?


とりあえず、僕と相楽先輩は充の後を追うように部屋の奥に向かった。


 


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