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『抱きたいランキング第一位は、花めぐみ』
「・・・めぐ、呼ばれてる、」
「へ?いつの間に」
夕陽としゃべっていると、いつの間にか俺の名前が呼ばれたらしい。
親衛隊の子たちが嬉しそうに俺に向かって手を振ってくれているのが見え、俺もそれに笑顔で手を振った。
「ほら、僕たちもあとで行くから先に行ってきなよ」
「はーい、」
俺は夕陽に背中を押されて充が待っている壇上に向かった。
ていうか、夕陽さん。自分が呼ばれること前提なんだ・・・(笑)
『では、片岡くん、花くん一言どうぞ』
俺が充の隣に立ったのを見ると、司会の子がそう言って俺たちにマイクを渡してきた。
『どうも、』
『えー、充ってば一言すぎるよー。照れてんの?』
『うるせぇよ』
『折角みんなが応援してくれてんだから愛想振りまいたらいいのにねー』
俺はそう言い、ヘラヘラと笑って瑞希先輩など親衛隊の子たちがいる方に手を振った。
充はそんな俺の頭を思いっきり叩いてきた。
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