13
「ただいまー」
いつもの調子でみーくんとともに教室に戻ると、ツカツカと充が俺に近づいてきた。
「・・・充?」
「馬鹿。オカマ。ブス。チビ」
「はぁ?なにいきなりー!俺ほど可愛くて完璧な奴いないんだからねー」
充の突然の罵声に俺はぷくっと頬を膨らませてそう言った。
「ふっ・・・いつものめぐだな」
「へ?・・・充、もしかして心配してくれてたの?」
「あ?だったらなんだよ」
俺がキョトンとしてそう言うと充は「ばーか」と俺にデコピンをして教室の奥に消えていった。
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