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「それより、瑞希ちゃんたちも一緒に食べる?」


とりあえず、一通り落ち着いたところで俺は瑞希ちゃんにそう聞いた。


「いえ。今日は遠慮します。また、お食事会でもしましょうね」

「うん。いろいろありがとうね」


そこで、俺たちはそう言い瑞希ちゃんたちは他の隊員たちのいるテーブルに戻ろうとしていた。



「めぐみ!!!」


が、それと同じタイミングで食堂内に響き渡るような大声で俺の名前を呼んで近づいてくる奴がいた。

もちろん、黒神だ。


「・・・なに、」

「なんで親衛隊なんかと仲良くしてるんだよ!?この前教えてやっただろ!?親衛隊は悪い奴等だって!!」

「は、?ちょっ、返してよ!」

「めぐみは優しいから断れないんだろ!?だいたい親衛隊がそうやって理想を押し付けるからめぐみは女装なんかしてやめられないんだ!!俺はわかってるんだぞ!めぐみが本当の姿に戻りたいと思ってること!!」


黒神はわけのわからないことを喚くと、俺から瑞希ちゃんたちからもらったマフラーとイヤマフを奪い取った。


「お前ら、もうめぐみに近づくなよ!!親衛隊なんかいるからめぐみも帝も友達ができないんだぞ!!めぐみ、俺が悪い奴等はやっつけてやるからな!!」

「っ、返せってば!」


黒神は俺の言葉なんか聞く耳もたず、マフラーとイヤマフを床に叩きつけて踏んづけやがった。


「っ、!!」

「、めぐみ!!」


俺はもう一度、黒神が足を上げた瞬間にしゃがみこんでそれらを抱え込んだ。
と、同時に体に痛みが走り、黒神に踏まれたことを理解した。



 


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