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内面でそう思いながらも、俺は二人からもらったものを開けた。

すると、棗先輩からの中身は真っ白なマフラーで、瑞希ちゃんからはマフラーと同じく白いイヤマフだった。


「わあ、可愛い!ありがとう」


俺は一目見てそれが気に入り、その場で身につけた。


「ふふ、めぐみ様に気に入ってもらえて僕も嬉しいです」

「やはりめぐみ様には白が似合いますね」


二人はそれぞれ自分のプレゼントしたそれらをつけている俺を満足げに見ながらそう言った。



「あと、僕たち以外の隊員や隊長たちからの贈り物はすべてめぐみ様のお部屋に入れておきましたから」

「え、みんな用意してくれたの?」

「当たり前じゃないですか。なんたって、めぐみ様なんですから」

「・・・どういうことだ。めぐ・・・花の親衛隊ならまだしも俺の親衛隊やその他の役員の親衛隊がなぜ花に?」


すると、その様子を見ていた会長が不思議そうにそう聞いてきた。


「生徒会役員の親衛隊は一部を除いて、みんなめぐみ様をお慕いしております」

「親衛隊の子たちはめぐみ様にメイクや料理を教えてもらってますからね」


二人のその言葉に、夕陽と静、会長は驚いたような顔をしていた。
充は知ってたからね。てか、その現場に居合わせたりしてたしね


「・・・ねぇ、その一部って誰なの?」

「誰、というより・・・副会長様の親衛隊です」

「あそこの子たちは副会長と一緒でプライドだけは高いからな」


そう、副会長の親衛隊は全くもって可愛くない。プライドだけが高いブスの集まりだ。


「ということで、東宮様。めぐみ様を悲しませるような真似をしたら副会長様のところを除く生徒会親衛隊が黙っていませんからね?」


うわ、会長可哀想。棗先輩、会長の親衛隊隊長なのに瑞希ちゃんの言葉に頷いちゃってるし、



 


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