27
シャワー室から出ると、俺の制服が置かれていた。
俺はそれに袖を通して仮眠室に向かったが誰もおらず、俺は生徒会室の方に向かった。
「ねぇ、「、めぐ・・・!」
メイド服をどこにやったのか聞こうとすると、扉を開けた瞬間に何かが俺に飛び付いてきた。
「ったぁ、・・・静?」
「めぐ、!・・・寂しかった、」
「あー、ごめんごめん」
「ほら、静、めぐみから離れなよ。聞きたいことも山ほどあるしね」
俺にギュウギュウとしがみついている静を夕陽様は引き離し、何か黒いものを纏った笑顔で俺にそう言ってきた。
「・・・夕陽、怖いよ」
「なにが?僕、めぐみに聞きたいこと山ほどあるんだよね・・・なんで会長と一緒にいたのか、とかね」
「・・・はい、」
怖いよ・・・腹黒副会長なんかより夕陽様が一番怖い。
「めぐみ、」
「あー・・・どうしたんですか、会長?俺、夕陽たちと一緒に行きますね?充も待ってるだろうし」
「は?おまえ、・・・」
「じゃあ、そういうことで」
俺は驚愕しているみーくんにそう言うと、夕陽と静を連れて生徒会室をあとにした。
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