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「やばっ・・・寝坊した」


文化祭当日、俺はあろうことかつい寝坊をしてしまった。

時計を見ると、後一時間で文化祭が始まってしまう時間になっていて、俺は急いでメイクをして部屋を出た。
もちろん、コサージュも忘れずにポケットに入れて。


「みんな、ごめん!」

「この馬鹿!さっさと着替えやがれ」


いそいで教室に行くと、案の定充のげんこつが頭に落ちてきた。
教室を見回すとみんな着替えていて、後着替えてないのは俺だけのようだった。


「ごめんなさい・・・」


俺はみんなに謝って、いそいであのメイド服に着替えた。
そのとき、いそいでいてすっかりコサージュを着けるのを忘れていたのだ。



 


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