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「どう?似合う?」
そして、文化祭前日。俺は衣装合わせをしていた。
俺が着ているのは不思議の国のアリスが着ている感じのエプロンドレスだ。
「なんか、エロさ足りなくねぇか?」
充は俺の格好を見ると、顎に手を当ててそう言ってきた。
「片岡くんもやっぱりそう思う?んー・・・じゃあ、花くん、こっちも着てくれるっ?」
充の言葉に同調するように衣装を用意してくれた子はそう言うと、俺に衣装をもう一着渡してきた。
「・・・これ、どうなの」
服を着て外に出ると、クラスのみんなが俺のことをガン見していた。
俺が着ているのは、肩が出ていて丈が短いメイド服だ。
「やっぱめぐはちょっとエロいほうがいいな」
「・・・充、変態っぽい」
充は俺に近づいてくると、スカートから出ている俺の脚を撫でていた。
「うん。花くんはこれで決定だねっ、」
衣装係の子は嬉しそうにそう言うと、「着替えたら衣装はそこに置いて帰ってね」と言って他の子のところに向かった。
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