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「ふう、やっぱり少ないねえ」


俺の荷物といっても数枚の服と学校で必要なものしかなく、和葉ちゃん一人でおさまったのだった。


「律、どうする」

「ん?」

「眠いんだろ?ここで寝てるか?」

「和葉ちゃんは、?」

「俺は学校に戻って仕事するつもりだけど」


確かに眠い。最近、寝れていなかったし、和葉ちゃんがそばにいる安心感もともなってとてつもなく眠い。


「やだ、和葉ちゃんと一緒がいい」


だが、和葉ちゃんから離れてしまうと、すべてがなかったことになりそうで怖い。


「っ、・・・はあ、」

「かずはちゃん、?」

「風紀室のソファーで寝ろ。そこなら俺たちもいるし安心だろ?」

「、うん」


和葉ちゃんにはなんでもお見通しのようだ。俺は嬉しくなり笑顔で頷いた。


それから俺たちは一緒に風紀室に戻った。




 


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