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「そういえば、律はどうやってあいつのとこから逃げてきたんだ?」
あれからすこし落ち着いて、瑞希ちゃんがくれたいちご牛乳を飲んでいると、和葉ちゃんがそう聞いてきた。
「あ、それはテンくんが、」
「ああ、水野か」
「ちゅうか、りっちゃん、いつ水野の知り合ったん?」
俺がそう言うと、西山くんが不思議そうに俺と天くんを交互に見て聞いてきた。
「俺っちが声をかけたんだっちよー!律っち可愛いからー」
返答に困っていると、天くんは俺にギュウッと抱きついてサラッとそう言ってのけた。
「りっちゃん先輩、あんまり知らない人にのこのこついてっちゃダメっすよ?」
「そうだよ〜。あのマリモもそうだけど、最近は裏会も動きを見せてきてるしね〜」
「裏会が、?」
蓮見くんの言葉に驚いたように神楽先輩が口を開いた。
「ああ、さっきここ来る前に副会長に連絡があったんや。ええかげんにせんと生徒会潰すってな」
「え、」
説明するようにそう言った西山くんの言葉に驚いて天くんを見ると楽しそうに笑っていた。
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