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「・・・くそっ、あいつ。だからここに入れるの反対だって言ったのに」
「・・・俺、そいつのことぶっ殺したいんだけど」
「律君、もう大丈夫ですよ。辛かったでしょう?話してくれてありがとう」
全てを話し終わると、トワと天くんはとても怒っていて、京が泣いている俺を宥めるように抱きしめてくれた。
「泣き顔、似合わない」
「そうだよ。慈雨の言う通り、律は笑ってる方がいいよ」
「っ、あり、がとお、」
今まで誰にも話せずにいたので、親身になって話を聞いてくれる四人がすごく嬉しかった。
「律、このことちゃんと鈴木にも話した方がいいよ?」
「、え、」
「そうですよ。私達だけで守るのも限度がありますし・・・やっぱり心を許している方が一緒の方が安心でしょう?」
「不安、だったら、天と行けばいい」
「そうだっちよ!俺っちも一緒にいってあげるっちー!」
「そうだね。僕達より天の方がいいね」
勝手に話しは進んでいって、和葉ちゃんに話すことは決定したみたいだった。
「そういえば、律、携帯は?」
「あ、和葉ちゃんとかと連絡してるんじゃないかって取られちゃったんだあ、」
「じゃあ、とりあえず風紀室に行ってみるっちー」
天くんはそう言うと、たいして身長の変わらない俺は抱き上げて歩き出した。
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