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「律っち!」
「律君!」
「、すっごい痩せてる、」
トワに抱かれたままこの前の場所に行くと、天くんと京、慈雨くんが俺に近づいてきた。
「南川くん、いちご牛乳飲む?」
「いちご、牛乳?」
「律君、好きだったでしょう?」
「え、あ、りがとお」
トワにソファーに下ろされ、俺は京から渡されたいちご牛乳を一口飲んだ。
「おいしい、」
久しぶりに飲んだいちご牛乳はとても美味しく、俺は涙を流した。
「律?」
「ふ、ぇっ・・・」
「どうしたんですか?私達に話してみてください」
「俺っち達、律っちの味方だっちよー?」
みんなに優しく言われ、俺は泣きながらもここ数日のことを話した。
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