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「じゃ、俺っちはここでー!」


「うん、ありがとねえ、テン」



教室の前につき、周りの好奇心の目にさらされながらもテンにお礼をして俺は教室の中に入った。



「あー!!律くん!!」


「うえ、戸田くん・・・?どおしたの、?」


教室に入った瞬間、涙目の戸田くんが俺に飛び付いてきた。


「律くんがなんか知らない人に連れていかれちゃって僕、鈴木くんに怒られるかと思ったよー!!」


「うあ、ごめんねえ、・・・ところでマリモくんは?」


教室が静かなので、俺は不思議に思い教室を見回した。



「あー、王道くんならね、あの後会長達に連れて行かれちゃったんだよっ!!あれ、絶対に生徒会室でいちゃこらにゃんにゃんしてるんだよねっ!!ねぇねぇ、僕と覗きにいかないっ!?」


うあー、どこで俺戸田くんのスイッチ入れちゃったんだろうか・・・困ったもんだなあ、



 


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