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「むふふっ・・・さすが王道だよね!まあ、僕としては王道くんに巻き込まれる律くんを見たいんだけどねっ!」


和葉ちゃんも落ち着いて椅子に座り、料理を注文していると、いつの間に隣に同じクラスの戸田くんが座っていた。



「うわ、戸田くん、いつのまに。」



「ふふふっ、僕は萌えを感知すればいつでもどこでも駆けつけるのさっ!」


戸田くんはおもしろい。すっごくめんどくさいんだけど、おもしろい。俺も和葉ちゃんもまあ信用している人だ。


「戸田、律に変なこと吹き込むなよ」


「大丈夫さっ!僕は鈍感な律くんが総受けになっていくのが楽しみなのだからっ!」



なにを言っているのかわからないけど、変でおもしろいから戸田くんは結構好きだったりする。



「そういえば、戸田くん最近いなかったよねえ?」


「王道くんを観察していたからねっ!ただ、害を与える王道くんだと判明したから遠くから傍観することに決めたのだよっ!」


「よくわかんないけど、そおなんだ、」



俺は料理が運ばれてきたので適当に返事をして、一生懸命ご飯を食べることに専念した。



「あ、そうだ。戸田」


「なになにっ、委員長!」


「俺、仕事あるから律のこと頼むわ。転入生には絶対近づけんな」


「了解っ!律くんは好きだから大歓迎だよっ!」


「じゃあ律、戸田とちゃんと教室行けよ」


「はぁい。」


ご飯を食べ終わり、俺は和葉ちゃんと別れて戸田くんと食堂を出た。



 


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