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「りっちゃん何食べるん?」


「んー、いちごパフェ。」


うん。和葉ちゃんいないし、お昼に食べ損ねたからね。



「晩ご飯はちゃんと食べなければ栄養が偏りますよ」


ピッピッとモニターでいちごパフェを頼んでいると、副会長が俺にそう言った。



「お昼食べたんで大丈夫ですよお、」


俺がヘラリと笑ってそう言うと、副会長は眉間にシワを寄せて俺を見ていた。



うーむ、俺ってば副会長に嫌われてるよねぇ・・・


「誰だよこいつをここに連れてきた奴は」


あ、会長にも嫌われてるのかな。すっごい嫌そうな顔で俺のこと見てるもんこの人、


「俺だよ!俺が律と食いたいから連れてきたんだ!」


「俺は愛斗、てめぇしか呼んでねぇぞ」


「いいだろ別に!俺がいないと律一人になるんだよ!」


え?いや、うん、一人で食べるのは確かに嫌だけどさあ、俺別にマリモくんいなくても大丈夫だよ?



「可哀想だから一緒にいいだろ!?」



マリモくんがそう言った瞬間、副会長は「愛斗は本当に優しいですね」とマリモくんをとても愛しそうに見ていて、会長は哀れむように俺を見ていた。



西山くんと、そしてなぜか会計がとても心配そうに俺を見てくれていた。




「あー、えっと・・・おれ、用事思い出したんで失礼するねぇ」


俺はなるべく平常心を装い、マリモくんが呼び止めるのも聞かずその場をあとにした。





 


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