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「ただいまあ、」


和葉ちゃん、起こってるかな・・・、やだなあ、


「おかえり!律!」


そんなことを思いながら部屋に入ると、マリモくんが俺を出迎えてくれた。


「た、ただいまぁ・・・なんでここにいるの?」


「俺、この部屋に住むんだ!!」


「え、でも、和葉ちゃんは?」


「和葉は成績優秀だし風紀委員でも活躍してるから一人部屋だって」


「そうなんだあ、」


うーむ・・・一緒の部屋だなんて感染しないかな、大丈夫かなあ?



「律!俺腹減ったし飯食いに行こうぜ!!」


「あー、うんいいよお。着替えてくるからちょっと待っててねぇ」



俺はマリモくんにそう言って、プライベートルームに入りダボッとした服に着替えた。


「お待たせえ、行こっかあ」


「お、おう!!」


部屋を出た瞬間、少し顔を赤らめたマリモくんと一緒に寮にある食堂に向かった。



 


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