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「ー・・・い、・・・おい」


「、ん・・・だれ・・・?」



誰かに起こされて目を開けると、真っ黒な髪に漆黒の目をした男の人がいた。



「・・・こんなとこで寝てたら危ないよ」


「あなたはだぁれ?」


「僕?僕は常盤 永久(Tokiwa Towa)。君は二年の南川くんだよね?」


「なんで俺のこと知ってるの?」



俺がそう聞くと、常盤くんは妖艶に微笑み俺の隣に座った。



「君は有名だからね。それはそうと、こんなところで寝てたら悪い輩に襲われちゃうよ?」


「・・・ここは、常盤くんの場所?」



「うーん、そんな感じかな。でも、君なら来てもいいよ、律。」



「ほんと?」


「うん。そのかわり、僕のことは永久って呼んでね」



そう言って微笑んだトワはとても綺麗だった。



「それより、律、時間はいいの?もうそろそろ風紀委員くん帰ってくるんじゃない?」



「あ、もうこんな時間だ。ありがとねトワ」


「律が呼んでくれたらいつでも行ってあげるからね」



俺はトワに別れを告げて、走って寮に帰った。



 


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