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「藤、御井、こっちだよ」
昼で学校が終わり、昼食は御井と部屋で食べ、夜は桜治さんたちと約束しているため寮の食堂に向かった。
食堂に入ると俺たちに気づいた桜治さんが俺を呼んでくれて、俺たちはそこに向かった。
「クラスどうだった?」
「御井と同じクラスだよ」
「そりゃ、よかった」
「...それより、椿さんどうしたの?」
俺たちがやって来てから椿さんは珍しく目に見えるほど分かりやすく機嫌が悪い。
「ああ、...ちょっと転入生がな」
「噂の転入生?充さんも嫌そうな顔してた」
「まじか。俺たちはまだ会ってないんだけどな、椿が案内から帰ってきたらあの調子で」
大変だったのだろう。だって、桃真くんと桂太さんが目に見えて大人しいんだもん。
どれだけ椿さんが怖かったのか...
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