相手を犯さないと出られない部屋
本番なしのSSSです。ツイッターの診断の結果でした。


 いやいやいや、こんなこと純ちゃんにできるわけないし、言える訳ないだろ!未だにドアを見つめている純ちゃんをチラリと横目で見る。僕は偶然部屋の隅で見つけてしまった紙を握りしめた。本当にこれしか方法はないのか?いや、無理矢理部屋をこじ開けることもやってみた。けれどやっぱりこの部屋はビクともしない。

「テルくん、その手に持ってるのは何?」
「えっ?な、なんのこと?」
「ほらそれだよ、何か見つけたの?」

 言えるわけないじゃないか!見せられるわけないじゃないか!しかし純ちゃんに腹を擽られてびっくりして紙を落としてしまった。そしてそれを手に取られ、開かれる・・・!

「なになに?”相手を犯さないと出られない”?えっ・・・」

 純ちゃんはボフン!と顔を真っ赤にした。一応純ちゃんと僕は好きあって付き合っているけれど、無理矢理するのだってイヤだし何より純ちゃんが嫌がるようなことをするのはイヤだ。僕まで火照ってしまった顔を純ちゃんがちら、と伺う。僕はその蕩けたような顔にドキッとしてしまった。純ちゃんはぷるぷるした唇をゆっくり開く。

「テルくんが、いいなら・・・いい、よ」
「・・・えっ?それって」
「犯して、ください・・・っ」

 真っ赤な顔で僕の腕を掴み、その言葉を聞いてもなお動けなかった僕を部屋に唯一あるベッドへ座らせた。僕の手は純ちゃんの腕によって柔らかいものにあたる。むに、と僕の手が埋まるような感覚。僕も純ちゃんも手汗がすごい。純ちゃんは服を捲ってその隙間に僕の手を入れる。ブラジャーのホックをはずした純ちゃんは僕の手がイイところに当たったようで、「んっ」と可愛らしい声を漏らす。もうこんなことされてもつわけないだろ?純ちゃんを組み敷いて気が済むまで犯しました。もうしません・・・



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