「ポッター…お前何を…」


フィルチがハリーを睨みすると、視線をずらして目を見開いた
石になったミセス・ノリスを見たのだ

「お前…ついに、やったな…!私の猫を…!」

フィルチはハリーの胸ぐらを掴んで思い切り睨んでいた
るとう後ろから生徒がうようよとやってきて、道が塞がった

すると、ドラコが言った

「…次はお前たちだ」

ドラコは面白そうにハリーを見つめて言った
やがて先生達がやってきて生徒を返した

「そこの4人は残りなさい」


先生たちは不安な顔で話をしていた
スネイプは私たちの事を疑っているみたい

「私たち、ハリーが居なかったから探しに行ったんです。そしたら…」
「…」
「食べたくないと言ったんです」

ハーマイオニーの言葉にロンは戸惑いながら
ハリーはきりっとして言った





「君達は聞こえなかったの?」
『そうよ。あんなにはっきり聞こえたのに…』

私たちはロンとハーマイオニーに問う

「そんな声、聞こえなかったよ」
「聞こえもしない声が聞こえるなんて、変だわ」

私とハリーは顔を見あわせて、それから二人の後を追った





「では、授業を始めます」

マクゴナガル先生の一言も耳に入ってこない

昨日はあまり眠れなかった
なぜ私とハリーに聞こえて、皆には聞こえなかったのか
でも私が聞こえるのはきっと、トムとナギニが喋ってた事を聞いていたから
…でも、それじゃあなぜ私は小さい時、動物園で蛇と喋れることが出来たのか

「……サクラ、ミスサクラ?」

マクゴナガル先生の一言でハッとなった

「ミスサクラ、聞いていますか?」
『ご、ごめんなさい!』
「……きちんと睡眠をとってくださいね」
『…はい』

周りがクスクスと笑う声が聞こえた

先生はロンを杖で指し、やってみなさい、といった
当然、ロンの杖できちんと呪文が効くなんてことはなかった

そこでハーマイオニーは先生に質問した

「…秘密の部屋について、教えていただけませんか?」

ハーマイオニーが控えめにいうと、困ったようだが、先生は「いいでしょう」と言った
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