『ちょっと!!!二人とも!!!』


その後ホグワーツについてもやってこない二人の事を誰もが心配していた
私は談話室で一人座り、まだかまだかと二人を待っていた

ハリーとロンが来たと聞いた時には窓の外はすっかり暗くなっていた
私は二人の元に駆けつけ、椅子に座らせると机をバンッと勢いよく叩き、叫んだ
二人はその声と音にびくっと肩を震わせる


『どこにいってたと思ったらマグルに見られたですって!?』
「でも…あれは仕方なくて…」
『仕方ない!?何がよ!!大体ハリーもマグルの世界をよく知ってるんだからロンをフォローしなきゃでしょ!?』
「ごめん……」


ノコノコ帰ってきた二人を談話室中に響き渡るほどの大きな声で叱ってやった

『ハーマイオニーなんてどれだけ心配したことか!!謝りなさい!!』
「ちょ、ちょっと○…」

ハーマイオニーは私の台詞を聞いて恥ずかしそうにする
だが二人は素直に謝った

「ごめんなさい…」
「ごめんハーマイオニー…」
『………』

私は二人を睨みつける

『なんか忘れてない?』
「え……」
「えっと…あ」

ハリーはロンに小声で合図した

「ごめん」
「ごめん○…」
『…もうこれ以上心配させるようなことしないでよね!!ハーマイオニーを困らせたら私がすぐに魔法で消してやるよ!!』
「ひいっ…!!」

私が本気で二人を睨みつける、すると

「おいおい姫さん」
「さんざん怒鳴って、疲れてない?」

後に見た事のある二人が立っていた

『フレッド、ジョージ。何?』

彼らとは1年の頃からの付き合いだが、二人の違いが未だに覚えられない

「それより相棒、○に言いたいことが」
「そうだな」

双子は私はじっと見るという

「「○は可愛い!」」
『!?』

双子の言う事に対して私は顔を爆発させた

「ほーら赤くなった」
「そういう所が」
「可愛いんだよね」
『ちょ、ちょっとフレッド!ジョージ!』

笑いながら言う双子は何がしたいのか私にはわからなかった

『っていうかそれが本題じゃないでしょ!?本題を話してよ』
「あらら、姫にはバレたぜ」
「しかたない、話そう」

以外にもキッパリと話を割った

「マクゴナガルが」
「○のこと」
「随分と」
「気に入ったっぽいぜ」

交互に喋る二人を見るので頭がぐらぐらしてきてしまいそうだ
するとハリーも話に割ってきた

「そうだよ。マクゴナガルってば○をクィディッチに出せば―なんてこといつもいってるんだよ」
『はあ……』

そういえば1年の頃にマクゴナガル先生に誘われてたんだっけ

「僕たちも○が入ってくれると嬉しいんだけど」
『ええー…』

随分と押してくるハリーにとりあえず頷いてみた

『…じゃあとりあえず入ったことにはするけど、補欠みたいなものでいいかな』
「いいんじゃないかな!!○が飛ぶだけでお手本になるよ!!」
『わ、わかった…』


その後どうやら皆で先生の下に行ったらしく、そのことを伝えると快く了解したという
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