「あれほど読んだのに気付かないなんて、どうかしてるわ」
皆で一緒に図書館でいると、ハーマイオニーがある分厚い本を持ってきた
「前に読んだ軽い読み物よ」
「軽い!?どこが!!」
『まあまあ』
ハーマイオニーはその"軽い読み物"とやらに書いてあったニコラス・フラメルの事を話した
どうやらニコラス・フラメルは賢者の石を作ったとかなんとか…
▽
『…っていうかなんでこの時間帯…』
その疑問に答えてくれる友人は前方をみてばかりだ
…
無視かよ!!!
「ほら、ついたわよ」
無視されたことに泣いていたらいつの間にかついていた
ハグリットの家に入ると、ハグリットはエプロン姿で、鍋から何かを取り出した
「ハグリット、それ何?」
『おっきいチョコレートに見えてきた……』
「○!しっかりして!!」
ロンにおもいっきり揺すられた
再び中央の茶色い球体を見るとピキッとヒビが入った
『え、卵…?』
すると卵のカラがあたりに飛び散った
出てきたのは、小さなドラゴンだ
「…僕これ知ってる。ノルウェーリッチバッグだよ!」
『可愛いね!』
「「「!?」」」
ハグリットに向かって言ったハズなのにハリーたちが驚いた表情でこちらを見ていた
「おや、ありゃ誰だ」
ハグリットの一言で皆が窓の方を向く
プラチナブロンドの少年、ドラコ・マルフォイだった