ある夜ぐっすり眠っていると、男子寮のほうから大きな声が聞こえた
うるさいうえに寝起きだったので、機嫌が悪く、怒鳴りつけてやろうと起きた


『うるさいなあ』
「「○!!」」
『うるさあーい!!』


目を擦ってよく見ると、ロンとハリーだった


『って何やってるの?』


二人はしばらく顔を見合わせていたが、一緒に来てよといわれた







私とハリーとロンはハリーの透明マントを被って、前にいるハリーについていった

『ちょっとロン、足踏まないでよ』
「ごめん」

ロンに足を踏まれつつも進んでいくと、鏡の置いてある部屋にたどり着いた

その鏡の前にハリーはいくと、見て!と私達に言う
先にロンが鏡の前に立った

「見えるでしょ?僕の両親だ」

ハリーはロンにそういう
しかしロンは

「すっごいや!僕はクィディッチで優勝してる!」
「え?」

ためしに私も立ってみた

そこには…




『………っ』


「ど、どうしたの!?○」

『…っ!なんでもない!!』


気付いたら泣いていた


いつか望んだことがあった



トムがいて、家族がいて、皆がいて…
そしてトムと一緒に楽しく、何もかも忘れて遊びたかった



それが目の前に、写ってしまうなんて
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