ある夜ぐっすり眠っていると、男子寮のほうから大きな声が聞こえた
うるさいうえに寝起きだったので、機嫌が悪く、怒鳴りつけてやろうと起きた
『うるさいなあ』
「「○!!」」
『うるさあーい!!』
目を擦ってよく見ると、ロンとハリーだった
『って何やってるの?』
二人はしばらく顔を見合わせていたが、一緒に来てよといわれた
▽
私とハリーとロンはハリーの透明マントを被って、前にいるハリーについていった
『ちょっとロン、足踏まないでよ』
「ごめん」
ロンに足を踏まれつつも進んでいくと、鏡の置いてある部屋にたどり着いた
その鏡の前にハリーはいくと、見て!と私達に言う
先にロンが鏡の前に立った
「見えるでしょ?僕の両親だ」
ハリーはロンにそういう
しかしロンは
「すっごいや!僕はクィディッチで優勝してる!」
「え?」
ためしに私も立ってみた
そこには…
『………っ』
「ど、どうしたの!?○」
『…っ!なんでもない!!』
気付いたら泣いていた
いつか望んだことがあった
トムがいて、家族がいて、皆がいて…
そしてトムと一緒に楽しく、何もかも忘れて遊びたかった
それが目の前に、写ってしまうなんて