『ねえねえオーヴァン、本当にこれでよかったの?』
「ああ、これでいいんだ」
『オーヴァンがそういうならいいんだよね。分かってるけどね』
「名前……」
オーヴァンと呼ばれた青い髪の男は名前の頭を撫でる
『オーヴァンは僕のはじまりみたいなものだから、オーヴァンにはおっきな借りを作ったんだよ。だから僕はオーヴァンのためならなんだってするつもりだったよ』
「名前…本当にすまない…」
オーヴァンは名前の頭に自分の頭を乗せた
『いいんだよオーヴァン』

「…そろそろハセヲがくる時間だ」
『そうだね。いかなきゃ…』
「じゃあまた会える日まで」
『うん』










名前がオーヴァンの元から消えた瞬間、ハセヲは現れた
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