△16:Nov.15th 花沢輝気で「真実って必要ですか」
君がいつも僕に見せてきた笑顔や誘ってくれたデートは全部大嘘なんだね。そうやって僕の情報を本部に流していたんだろう?ああ、最低だ。平気で僕を騙す君も自分を騙す僕も。そうだよ、僕は君のことが嫌いだから避妊しないでやってるんだ。嫌いだ、嫌いだ、大嫌いだ。本当の事なんて知らなくていい。


△16:Oct.27th ジェノスで「普通の尺度」
先生、先生と飛び回り自宅へ着いてくるようなジェノスはここにはいない。普通に隣を歩いて、話して笑ってさよなら。彼女がこれを望んでいるからだ。しかしジェノスは違った。手を引き腕の中に閉じ込めて一生離したくない。出来ればその先だって…。こんな気持ち、彼女の美しい笑顔の前では出したくない


△16:Oct.27th ガロウで「自分のモノには名前を書きましょう。」
キュ、キュッと擽ったい感覚が肌を支配する。ガロウは私の服を腕まで捲り二の腕に何かを書いていた。「お前今日変なヤツと喋ってたろ」何か言うのも憚られ頷くだけにする。「お前取られんのヤダから、名前書いとく。消すなよ」二の腕には子供っぽく”ガロウ”と書かれていた。私も名前を書かなくちゃね


△16:Oct.21st 花沢輝気で「知らなければよかった」
君と僕は絶対に仲良しになんかはなれなくて僕に笑顔を見せることも名前を呼ぶことも傍に呼ぶこともできない。こんな窮屈で叶わない恋をするなら、いっそあの子のこと知らなければよかった。見なければ良かった。爪構成員に見せたあの笑顔。あんなものがなければ僕は今こうして君を捕まえたりしなかった


△16:Aug.17th 鈴木将で「遠く離れても、きみの声は届いてる」
アイツが「離れたくない」と小さく零した瞬間を覚えてる。俺はガラにもなく何も言えなくなって今すぐ腕を引き寄せて自分の胸の中に閉じ込めたかった。大きなおとなに肩を掴まれ前を向かされたアイツの顔が忘れられない。もう一度俺に笑顔を見せてほしい。今日も液晶テレビの向こうでアイツが歌ってる。


△16:Aug.17th 花沢輝気で「唇」
震える薄い唇は本来の用途を忘れている。僕は彼女の細い瞳を見つめた。長いスカートを捲りあげて白い太腿に指を這わせる。ああ早くその綺麗で傷の一つもない君の唇で僕の名前を呼んでくれ。愛してると囁いてほしい。そうじゃないと、そうじゃないと僕は、自分でも君にどんな酷い事をするかわからない。


△16:Aug.17th 影山茂夫で「あどけない目」
君と僕が駆ける空は星が沢山降っている。君はそんな星空に負けないくらいきらきらしていて、綺麗な黒髪も美しく輝いた。目が合うと逸らせない。星空に吸い込まれそうになって、でも吸い込めば僕の全てを知ってくれるかなって思って、なんだか僕は君のその瞳が大好きで仕方なくて、つまり大事にしたい。


△16:Aug.17th 花沢輝気で「女装した(させた)ら、思ったより綺麗だった件」
いやなんでこんなに綺麗なワケ?元々花沢は顔もいいし背筋もピシッとしていてキラキラとしていたが、女装させたら美しい女性になってしまった。まあ大体想像はついたし、最初からわかっていた。鼻と鼻が触れ合うような距離で見つめられてドキドキするに決まってる。ムカつく。私、女の人好きなのかな。


△16:Apr.1st 花沢輝気で「いえない我儘」
潤んだ瞳で僕を見つめる彼女を抱き寄せる。唇をくっつける寸前で止める。君の知ってる僕はこうするんでしょ?本当はずっと前から好きだった君のことを無茶苦茶に抱きしめて乱暴にキスをしたい。ねえ早く言って、君の「好き」で僕を危ない獣にさせておくれよ。愛する君の理想の僕を演じ終わりたいんだ。


△16:Apr.1st 霊幻新隆で「大人になりたくない」
干からびた抜け殻みたいな。でもどこか頼ってしまうそんな背中を見てから、自分の制服を見た。胸元の赤は憂鬱の色だった。あいつの背中はいつかもっと干からびて、私より先にくたばるだろう。そして私はどう頑張ってもあいつに追いつくことなんてできない無限地獄の中にいる。こんなの死んだ方がマシ。



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