短文倉庫 不定期更新
あの時、あの場所で、幸せを拾ったときから僕はもう決めていた
「着せろ。俺を」「‥‥‥は?」
たとえば、貴方が泣いたとしようその時には両手で頬を包み、やさしくその朱色の耳に吐息を吹き掛けて私はこう言う、「 」