するとかしないとか、全て決めるのは自分自身で、今回の告白だってすると決めたのも何があったって泣かないということを決めたのもわたし自身だった。だから逃げ出すように走りはしてもその信念は曲げなかった。遠い存在で望みがうすいことだって知っている。そのつもりだった。性格上、馬鹿にされたり相手にしてもらえなかったりそういう最悪のことは最低限想定していた。ずっと好きでした。こちらから赴いて言い切った。決めたのは自分で後悔なんてない。好きなのは変えようのない事実で、自分のことも相手のことを美化してでも感情に向き合った。馬鹿にするならして欲しかった。興味ないよとか好きじゃないからと冷たくあしらってくれたならどんなによかっただろう。暴力を振るってくれたってよかった。自慢のトンファーで殴ってくれたらどんなにか。だからごめんなさいなんて改まった言葉、あなたの口からだけは嗚呼、聞きたくありませんでした。