Are you NOAH?

06


 股間が熱くなり、季は自分の性器がツンと上を向き、パンツを押し上げていることに気付く。

――いや、だ…っ!

 液体にぺろりと股間の前面を腰のゴムを引っ張ってハーフパンツと下着がめくられ、液体に包まれた性器がぶるんと震えて視界に入る。
 着衣のまま陰部を外気に晒すという羞恥に、じわりと季の目尻に涙が浮いた。
 液体が衣服を離すと、陰嚢と勃起した性器に引っ掛かって情けない格好になる。


 ジュル…ジュル…


 大量の液体が性器に集まり始める。

「?! ゃ…ッ!」

 その異変に気付いた季は声を上げかけるが、既に遅かった。


 凶暴な液体は、じゅぷり、じゅぷりと白濁液を押し出し掻き出すようにしながら、性器の中――尿道にまで入り始めたのだ。


「あぁああぃやぁああ!!」

 ギチュッ、ギチュッと狭いソコが圧迫される苦しさ。先端はまた固形化しているらしく、擦れるたびに陰嚢が震える。
 溜まっていた涙が堰を切ったように零れる。

 液体がある程度入ると、尿道に入った分が残りを呼び込むように動いた。

 ずるるっ、じゅぶじゅぶッ!

 性器に液体が吸い込まれていく、グロテスクな情景。襲い来る痛みと嘔気に季はそれを見る余裕などないが。

「んぁあああッ!! いやッいやぁああ!!」

 壊れたように腰がガクガク震える。

 尿道を逆流し、膀胱内で再び球状に固形化したらしい液体が暴れまわる。尋常ではない排泄感が迫るが、前も後ろも塞がれていて、何をすることも叶わない。
 その上、液体に擦られた場所はどこもかしこも熱くて痒くて、触っていじってしまいたいのだ。

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