淫妖奇譚 参

07


 河童はべっとりと白濁で汚れ、赤く腫れた双葉のまらを撫でる。

「ぁ…は…はん…っ」
「もう少し頑張って」

 じんじん疼く蕾に、冷たいものが当てられた。だが胡瓜ほどの硬さはない。

 ぐぶっ…
「ぅあ、あああ! やあぁあっ…! や、だっ…あ、んんぅう!」

 これまでに感じたことのない巨大な質量が、ずっぷりと双葉の中に埋め込まれていく。
 しかもそれは、怒張しているにも関わらず冷たくて、熱く火照った双葉の躯には強い快感となる。

「っぁー…熱いね、君の中…」
「んぅ…っ、は、ぁ、あ…っ」

 ゆっくりと律動されて、双葉は大きなまらに躯の中を掻き回されるような感覚に陥った。
 わけが判らなくなって、突かれるごとに喉を反らせる。
 抽挿は河童のぬるぬるした体液で妙に滑りが良くて、じゅぷじゅぷと音を立てるのが卑猥だった。

「あぁあっ、はぅん…っ、ん、んぁ…っあ、あ、あっ」

 そもそも犬神相手のときは毎回背後からで、こうして向かい合って犯されるということ自体が双葉にとって初めてだ。
 双葉は夢中で自分の脚を握り締めて、河童の激しい攻めに耐えた。

「君は本当にイイね…っ、芳華…」
「あっぁっ?」

 ほうか、とはなんなのだろうか。
 自分の名を呼ばれたわけでもないのに、びくんと全身が震えた。

 途端、きつく締めつけたのだろう。「うっ、」と河童が呻いて、大量の液体が双葉の中に注がれた。

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