淫妖奇譚 参 04 「っ!」双葉の視界の正面に、再びソレが映る。河童はそっと双葉の頬に触れた。 「君も、だ。君からはとてもイイ香りが出ていてね。傍にいるだけでこの調子さ」 ふざけた軽口でいきり勃った緑色のまらを指し、そして四つん這いの状況だった双葉の服を突然引き裂いた。 「んなッ?!」 「美味しそう…。いただきます」 双葉は抵抗しようとするのだが、溺れた所為で力が入らない。 剥かれた肌に、ぬるぬるする河童の皮膚が触れる。その感触にぞくぞくした。 「ッゃ、やだっ…! 違、俺はっ!」 「君が供え物であろうが違おうが、関係ない。ここは私の巣。私が律だ。…そうだな。君が拒絶するなら、村を沈めようか」 「な?!」 びくりと身体の動きを止めた双葉に、河童は目を細めた。 ぬるぬるする手を双葉の躯の下に潜らせ、柔らかい乳首をクリクリと刺激する。 「そう、大人しくね」 「ぅ、…っう、」 びくっ、びくっ 徐々に乳首が硬くなってしまうのを感じて、双葉はきつく瞼を閉じる。 途端、ぐいと腕を引っ張られて、簡単に仰向けの格好にさせられてしまった。 「ぅわっ、わっ!」 服は既に布切れと化して、身にまとうものは何もない。 慌てて脚を閉じようとしたら、ぬるりと河童に躯を割り込まれてしまう。 立派過ぎる緑色のまらが、双葉のまらに擦りつけられる。 「ふぁっ…!」 ぴりぴりっ、と、感じたことのない快感が駆け抜けた。 上げてしまった嬌声が恥ずかしくて、双葉は慌てて両手で口を塞ぐ。 [*前] | [次#] 『幻想世界』目次へ / 品書へ |