嘘はいけません

05



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 ひとりの――岡部の脅迫を無視し、逃げたのだから、もはや後藤との約束を守る意味も全くないのだが、習慣、または従属とは恐ろしいもので、気付けば俺は教室に居た。

 もしくは、後藤に相談でもしたかったのかもしれない。どうしようもなく無意味なことではあるが、こんなことを言えるのは後藤しかいなかった。

 後藤が来て、「おはよう先生。愛してる」なんて鳥肌ものの台詞を吐きながらキスして来る。

 そして舌を絡ませ、唾液を混ぜ合わせながらも性急に後藤はスラックスに手をかけ、脱がせ始める。体重がかかった机の角が、尻の谷間をえぐる。

「んんっ、ん、ふぅ…っ!」

 このままでは、あっという間に相談どころではなくなると感じ、慌てて俺は首を振った。

「んはぁッ、ちょ、ゃだっ、後藤ッ」

 早朝とは言えど、教室だ。大声は出せない。

 後藤は気にした様子もなく、さっさと俺の性器を晒し、ぐいと腿を持ち上げて机に乗せた。ぱかりと股間がご開帳だ。

「ひッ、いっや、後藤…ッき、聞けよっ」

 バランスを崩しかけて、必死で机の縁を掴む。
 後藤はいつものように身を沈め、ぺちゃぺちゃとア○ルを舐め始めた。

「ひぅんッ――! ッや、やめ…ッ、嫌ぁ…ッ」
「先生? 昨日ココ、誰かに触らせたでしょ」
「ッ?!」


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