イケナイコト

09



「あっあっあっ、ぁんッアァっ、ヘン、ヘンだよ、あぁっ、ヘンだよぉ…ッ!」

 嬌声を上げながら淫らに揺さぶられる誠の姿に、哲太は更に躯が熱くなった。
 誠の肘から衣類を抜き、囁く。

「ち○こシコれ、誠…俺の前で、イけ」
「ゃ、あぁっ、あぁあっ、やぁっ、あぁんッ、あっあふっ…て、てった、くんん…ッ」

 戸惑う誠の手首を掴んで、股間に導いた。
 蕾を犯されて快感に狂った誠は、嫌だと言いつつも本能に勝てず、哲太の律動にあわせてペ○スを扱き始める。
 同時に蕾の締め付けもきつくなり、哲太は顔をしかめた。

「あっあっあってっ、てったくんッ、てったくんッ! いやっ…ヘンッ、ヘンだよ…っ!」
「ッ、誠…っ、ナカに…っ」
「あっあっ、アッあぁあんっ!」

 イく、と思った瞬間に、哲太は誠を抱き締め、キスをした。
 どくん、とペ○スが脈打ち、誠の躯が跳ねた。




 少し落ち着くまで抱き合って、見ると誠の手にもべっとりと白濁がついていた。

「…はッ、これでお前もイケナイコトしたよな、…藤枝…」
「ぁ…はっ…はぁ…っ」

 茫然としている誠に、哲太は囁く。
 こうして誠を抱いていることが、快感だった。

「だから、誰にも言うなよ?」
「は…っは、ぅ、…うん…」

 だが、それに伴う感情に哲太が気付くのは、まだ先のこと。



end.

- 215 -
[*前] | [次#]

『学校関連』目次へ / 品書へ


 
 
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -