せんぱい!

09


 授業はいつしか始まったのだろう、静かな生徒会室に、卑猥な水音と、荒い吐息と、望の嬌声が満ちる。

「望っ、出すよっ…!」
「ひぁっ、あっあッ、やっ、せんぱ…っ待っ、」
「くっ――!」
「あぁあんっ! やぁっ、なかッなか、出てるぅ…!」

 望のことなど関係なく中出しすると、望はその感触に身悶えた。
 肉棒を挿入したまま、ふと気付いて微笑んでやる。

「あぁ、望はこれがあるからイけなかったんだな」
「あぁあッ、ひゃあッ、らめ、せんぱ、やめて――!」

 何故か嫌がる望の、鈴口を塞ぐ綿棒を、上総が訝りながらも無造作に引き抜いた途端。


 ぷしゃああぁあッ…

「は、ぁああんッ!」


 そそり勃った肉棒から、金色の水が望の胸に飛び散った。
 勃起している所為で長く細く続いた排泄が終ると、ようやくピュクピュクと淫水が飛ぶ。

 ぐったりと放心する望に、上総は笑う。

「望は本当に変態だな」
「は…は、ぁ…ゃ…せん、ぱ…」
「またここ、いじって欲しいか?」

 グリ、と爪で鈴口を抉ると、「いっ…!」と呻き顔をしかめながらも、望は下のクチで上総の肉棒を締めた。

「言えよ、望。僕にまた抱かれたいか?」

 望は、蕩けた眼で、肯いた。



「はい、先輩…」



end.

- 180 -
[*前] | [次#]

『学校関連』目次へ / 品書へ


 
 
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -