in 【屋上】

藤堂 彰の場合 7



「平木くんが言わなくっても、俺は好きにするけどねー?」
「ぇっ…ぁっ、や、やだ、とーどぉく、や、やッ…!」

 ぐいと腰を突き出させるように引き寄せ、自らの性器を取り出して、何度も何度もア○ルを擦る。溢れ出る他者の精液でヌメリを補う。
 それから、いやいやと悶える冴の躯を抱き込んで、ゆっくり、じわじわと想い人を犯した。濡れそぼった熱い肉が絡んできて、締めてくる。

 右手は冴の乳首を捏ね、摘み、弾く。
 左手は冴のペ○スを扱き、愛液を塗り拡げて弄ぶ。
 そして唇はもう片方の冴の乳首にむしゃぶりついて、愛撫した。

「んんんぅ…ッ! んん、んんぅ…っ、ッは、はァっ、ら、め…っ、はっ、はっ、とーどぉく…っらめ、そ、な…っぜんぶ…っ」
「は…っ、はぁ…っ、平木くんが欲しがったんでしょー?」
「ちが…っ、ちが、…っは、ぁん…っあ、あぅうう…っ」

 ぬちゅ、ぬちゅっ、ぬちゅっ…
 クチュっクチュックチュッ、
 ぺちゃ、ちゅう、れろれろ…っちゅうぅッ、

 前から後ろから、濡れた音がお互いの耳を蝕んで犯す。

 甘い気さえするぷっくりと勃起した乳首をしゃぶり尽くす内に、左手がヌルヌルの体液でしとどに濡れそぼり、彰の肉棒を包む冴の肉壁がキュウキュウと搾り取るような動きに変わってくる。
 更に腰の動きを早めて、熱く濡れたナカを激しく掻き回す。

「ぁあぅ…っあ、はっ、はっ、アッんっんんぅ…ッ!」

 しなる背を抱き締めて、彰はきつくきつく愛しく卑猥な乳首を吸い上げた。


「ぁぁ…ッ──ッ!」
「くぅ…!」

 ビクビクビクっ、


 冴の腰が痙攣して握り締めた金網に白濁を撒き散らし、それと同時に妖しく蠢いた肉が彰の精液を受け止めて飲み込む。
 動かしもしないのに、ア○ルからはにちゃにちゃと粘着質な音がして、彰が右手で乳輪を優しく撫でると、絶頂したばかりだというのにまだ彰のペ○スを締め付けてくるものだから、次第に彰のそれも力を取り戻す。

「はは。平木くんったらまだ続き、したいんだねー?」
「ち、ちが…ちがぅ…」

 涙ながらに力なく振られる首。けれど硬く尖ったままの乳首は更に赤みを増して、彰は雄弁なそこに再び吸い付いた。



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