イラスト オマケSS *** ねぇサリ、脱いで。 そう促した彼が、妙に躊躇うものだから、おかしいなとは思っていたが。 渋々肌を曝した彼の胸は、カイルの想像を絶するくらいにいやらしい状態になっていた。 白い、程よく筋肉のついた胸板に…絆創膏。 それも、ぷっくりと勃ち上がった乳首の上に、1枚ずつ。 「あ、あの。こ、擦れてしまって、その、調練に集中、できなくて…」 じっと見つめるカイルに、サリが言い訳する。 ごくりと喉を鳴らすと、カイルはくすくすと笑ってみせた。 「ふぅん? 擦れて、痛いの?」 ぺり、と右側の1枚を少し剥がす。美味しそうに熟れた乳首が顔を出した。 「痛いなら、舐めて治さなきゃね?」 「ッん、…っふ、殿下…っ」 きゅ、とサリの眉が寄って、慌てて止めようとしたのだろう右手に、そっと自らの左手を絡めて壁に縫いとめる。 そして余った右手は、絆創膏を押し上げる左側の乳首を刺激する。 「っぁ、…は、ぁ…っ、ゃ、殿下…」 「どう? まだ痛いの?」 「っぅ…」 唇に食んだまま見上げてやると、彼は既に涙を灰色の瞳に滲ませていた。 ほんとに全く、可愛いひと。 [*前] | [次#] /55 『頂き物』へ / >>TOP |