イラスト

オマケSS


 

***

「先生、素股させて」
「…は?」

 それはつまり、『挿れない』ということか。
 戸惑いつつも応じ、目先の安楽に流された俺が、莫迦だった。

「ご、後藤ッ?」

 奴は俺を押し倒すと、まず手首を紐で縛った。それからシャツを腕だけ残した状態まで脱がせ、仰向けに転がった俺の膝までスラックスごと下着を脱がせた。ちょうど、ア○ルだけが晒された状態だ。

「こ、こんな、縛らなくても…っあぁ!」

 言葉の途中で後藤がア○ルを舐めて濡らして、解す。俺はむくむくと下着の中で性器が成長するのを情けなく思いながら、がくがくと腰を揺らし──。

 ぬぶぶっ。

「ぅあぁああッ?!」

 突然硬いものにア○ルを貫かれて、思わず涙を散らした。ディルドとかいう玩具…だが、何かが付属している。

「あとはコレね」

 にっこりと笑って後藤が俺の頭につけたのは、いわゆる、獣耳。ということは、ディルドの後ろについているのは、もしや、尻尾なのか。

「先生、かーわいい」
「や、やめ…っ!」

 後藤は笑顔でそんな俺の写真を撮りまくったあと、下着の中に滑り込ませるようにして素股を楽しんだ。
 『挿れない』のにも、理由は確実にあるのが後藤という男だった。

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