イラスト

オマケSS


 

***
「ねえヘンゼル。僕の魔法おかしいのかな?」
「どうして?」
「棒キャンディを作ったはずなのに、見て、これ」
「うわ」

 妹の差し出した棒キャンディに、思わずヘンゼルは絶句します。
 それもそのはず、それは彼の手に握っても余りあるくらい、太かったのです。それは──そう、ちょうど、大人のおちんちんくらいの太さがありました。

「ねえ魔女さん、これちゃんとキャンディなのか、食べてみて?」
「ひっ…!」

 さっきまで蕾に丸くて大きなキャンディを3つも入れられて、ぐったりしていた魔女は、驚いて声を引きつらせました。ちなみに、その大きな丸いキャンディも、グレーテル作です。

「ゃ、も、む、無理っ…」

 ふるふると首を振る魔女に構わず、グレーテルはその太い棒キャンディを、魔女の口に突っ込みました。

「んぐぅっ、ん、ぐ…っ!」
「あは、えっちぃ顔ぉ」

 ヘンゼルはキャンディを咥えたままの魔女の唇を舐めて、それがちゃんと甘いことを確かめます。

「うん、大丈夫そうだよ?」
「そっか。じゃ、魔女さんにあげるっ」
「やぁあああぁッ!」


 3人の魔女は、森の奥で今日も仲良く暮らしています。

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