イラスト オマケSS *** 「ねえヘンゼル。僕の魔法おかしいのかな?」 「どうして?」 「棒キャンディを作ったはずなのに、見て、これ」 「うわ」 妹の差し出した棒キャンディに、思わずヘンゼルは絶句します。 それもそのはず、それは彼の手に握っても余りあるくらい、太かったのです。それは──そう、ちょうど、大人のおちんちんくらいの太さがありました。 「ねえ魔女さん、これちゃんとキャンディなのか、食べてみて?」 「ひっ…!」 さっきまで蕾に丸くて大きなキャンディを3つも入れられて、ぐったりしていた魔女は、驚いて声を引きつらせました。ちなみに、その大きな丸いキャンディも、グレーテル作です。 「ゃ、も、む、無理っ…」 ふるふると首を振る魔女に構わず、グレーテルはその太い棒キャンディを、魔女の口に突っ込みました。 「んぐぅっ、ん、ぐ…っ!」 「あは、えっちぃ顔ぉ」 ヘンゼルはキャンディを咥えたままの魔女の唇を舐めて、それがちゃんと甘いことを確かめます。 「うん、大丈夫そうだよ?」 「そっか。じゃ、魔女さんにあげるっ」 「やぁあああぁッ!」 3人の魔女は、森の奥で今日も仲良く暮らしています。 [*前] | [次#] /55 『頂き物』へ / >>TOP |