イラスト

オマケSS


 

***
 躯の奥にまで突っ込まれた球体が、突然震え出した。

「ぅ、あッ?!」

 当然、突然の刺激に目が見開き、耳も尻尾もピン、と立った。
 腰の上に座ってクリクリと球体を動かし、気まぐれのようにナカに押し込んだりしては様子を見て加虐的な笑みを浮かべる兎は、その反応が気に入ったらしく、更に球体をひとつ奥へと押し込んだ。
 くぷん、と増える中からの振動に、拳を握って耐える。

「っん、ぅ…っ、ぅ、う…っ」
「気持ちいい?」
「んッ…く、ぅ…っ」

 歯を食い縛る。ぴくぴくと耳が動いて、同じ動きで完全に勃起してしまったペ○スも震えている。

「ねぇ」

 する、とお尻を撫でられて、「っきゅぅ…ッ」と喉を締め付けた声が出てしまった。

「ここ、好きだもんね?」
「っはぁッ、あ、あん、あっ、あっ!」

 尻尾の付け根をグリグリといじられると、もう声なんて抑えられなくなる。

「っは、はぅ…っあ、ぁんッ、ぁ、ぅう…っ」
「君が狼だなんて、信じられないね?」

 最初の頃とは大違い。くすくすと兎が笑う。

「まだまだ調教してあげる」
「あっあっ、あぅん…っ、あ、ああっ!」

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「見えない臓器の名前は」
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