憂鬱サニーデー

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 ちゅぽんっ、

「ふゃっ?」

 排泄のような感覚に、ビクンと腰が跳ねた。
 理解が追いつかない遊糸に構わず、橘は玩具を引き抜いて行った。同時に、花芯を扱き上げ、追い立てる。

 ちゅぽ…っちゅぽ、ちゅぽ、ぬぷぷぷぷ…っ
 ぬぢゅっ、ぬぢゅっくちゅっぐちゅっ

「ふぁああああ!!」

 ビュクビュクっ! ぴゅる…っ

 橘の手の中で遊糸の花芯は淫水を放ち、

 ちゅぽんっ。

 蕾からは最後の球体が抜けて、シーツに落ちた。

「はー…っ、く、はー…っ、ぅ、はぁ…っく、ぅ、ぇ…っ」


 イかされた。
 こんな、最悪の人間の手で。
 ケツに、変なモン突っ込まれて。


「泣くんじゃない、遊糸。そんな顔をされたら、焦ってしまいたくなるじゃないか」
「っふ、ぅ…っ、る、せぇ…っ」

 物騒な言葉にビクリと身体を震わせながらも、とにかく遊糸は全て拒絶する。
 すると橘はベッド柵と繋いでいた布を解いた。両手首はまだ縛られたままだが、そのままで遊糸は顔を隠す。
 熱い涙が止め処なく溢れて来る。

「少し、落ち着くといい」

 それだけ告げて、橘は部屋を後にした。
 かちり、かちりと、いくつかの鍵がまた掛かる音がした。

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