憂鬱サニーデー 11 ちゅぽんっ、 「ふゃっ?」 排泄のような感覚に、ビクンと腰が跳ねた。 理解が追いつかない遊糸に構わず、橘は玩具を引き抜いて行った。同時に、花芯を扱き上げ、追い立てる。 ちゅぽ…っちゅぽ、ちゅぽ、ぬぷぷぷぷ…っ ぬぢゅっ、ぬぢゅっくちゅっぐちゅっ 「ふぁああああ!!」 ビュクビュクっ! ぴゅる…っ 橘の手の中で遊糸の花芯は淫水を放ち、 ちゅぽんっ。 蕾からは最後の球体が抜けて、シーツに落ちた。 「はー…っ、く、はー…っ、ぅ、はぁ…っく、ぅ、ぇ…っ」 イかされた。 こんな、最悪の人間の手で。 ケツに、変なモン突っ込まれて。 「泣くんじゃない、遊糸。そんな顔をされたら、焦ってしまいたくなるじゃないか」 「っふ、ぅ…っ、る、せぇ…っ」 物騒な言葉にビクリと身体を震わせながらも、とにかく遊糸は全て拒絶する。 すると橘はベッド柵と繋いでいた布を解いた。両手首はまだ縛られたままだが、そのままで遊糸は顔を隠す。 熱い涙が止め処なく溢れて来る。 「少し、落ち着くといい」 それだけ告げて、橘は部屋を後にした。 かちり、かちりと、いくつかの鍵がまた掛かる音がした。 [*前] | [次#] 『カゲロウ』目次へ / 品書へ |