憂鬱サニーデー

08



「はふ…っいや…いやぁあ…っ! やめ、やめろ、頼む、から…っ」

 屈辱だ。
 だがそれも仕方が無い。変なプライドの所為で、これ以上おかしくされたくない。こんなのは、自分じゃない。

 橘が手を止める。

「は…っはぁ…っ、ぁ」

 良かった。
 そう思ったのも、束の間。


 ドロっ…


「っ?! 冷たっ…ぁ、なに…っ」

 股間を覆うような冷たさに驚いて遊糸が見ると、橘は容器を傾け、恐ろしく粘度の高い透明な液体を花芯に垂らしていた。そして花芯を手で包み、今度こそ扱き始める。

 ぬちゃっ、ぬちゃっ、くちゅっ、くちゅッ、ぐちゅっ
「ぅあッ…! うあぁああっ!」

 一気に滑りがよくなった手の感触に、喉が反る。自分でスるときよりも止め処ない快楽が駆け上がって来る。

「ぃやああ! いやだぁあっ! やめろ、やめろぉお!」

 こんな奴に手コキされて感じるなんて。
 イきそうだなんて!

「気持ちイイだろう? 遊糸。いいんだよ、いやらしいお汁をいっぱい出しても」
「ゃはッ…! はぁっ! はぁっ! ぅるせ、やめ、あくっ…! く、くぅう…ッ!」

 ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ


――だ、め…っ、も、出っ…!



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