23/03/14 05:47 スロットメーカーさんの『BL』検索で出たものをお借りした殴り書き
当該スロットさんに直接リンク張れなくて申し訳ない。
いつもはかっこいい受けが いつもは静かな攻めに 無理やり犯される #bl
写真部(佐東)×演劇部(矢野) 挿入なし
「俺ほんと佐東の写真好き」 素直な気持ちで何度もそう伝えるのに、いつも返って来るのは聞き取れるかどうかくらいの「ありがとう」。 舞台の上の演者が1番輝いてる瞬間切り取ってくれるし、小道具大道具はもちろん、照明とか音響の写真も撮ってくれるから部員のモチベーションも上がるし、なにより邪魔にならない。 だから依頼したいし指名したいし、出来ればもっと仲良くなりたい。 残念ながら、延々とフラれ続けているわけだが。 「矢野くん、こっちのモデルやってよ!」 「んぁ〜、俺ンないい被写体じゃねーよ?」 「ご謙遜を〜!」 いやホントだって。 もっと手足長くて舞台映えする後輩が入ってからはほとんど監督的な立ち位置だし。 まあ、求めてくれるのなら応じるけども。 そうしていつも俺は佐東の側を離れる事になる。あいつの撮った写真をもっと見たいけど、好かれてないなら我が儘も言えない。
そうこうしている内に、3年の文化祭が終わった。 部室にとにかく詰め込まれた大小の道具に、台本。窓の下ではフォークダンスが開催されてる。 それよりも部室に居たくて抜け出したから、そっと窓からそれを見下ろした時、ちいさなシャッター音がした。 振り返ったら、佐東が居た。 「佐東。…今日もいっぱいありがとな。写真、すげー楽しみにしてる」 「…行かないのか」 佐東の視線が、窓の外に向く。 「…誘われてそうなのに」 「はは。まーね」 嘘を吐いても仕方ない。実際、告白代わりともされる催しで、何人かに誘われはしたが、全て断った。だから顔を出せない、というのもある。 ふぅん、と吐息で応じながら、ドアを閉めた佐東が鍵も締めた。 「? どした?」 「隣、行っても?」 「いや、そりゃもちろん」 普段よりも喋る佐東に、少し落ち着かない気持ちになる。嬉しい、という感情と同時に、一抹の不安が過る。でも。 「…矢野の演技、好きだった」 「ふわ」 窓の側で並んだ佐東がそう言うから、そんな些細な事は吹き飛んだ。 は。恥ずかしい。 「ぁ、ありがと…」 あっこれか、佐東のいつもの返答は。そう思って佐東の方を改めて向いたら、想像以上に近い距離にその顔があった。 「ッ?」 「矢野自身の事も」 「さっ、ん…っ」 頭を掻き抱くみたいにされて、キスされる。抵抗しようにも、ぬちゅくちゅと舌が生き物みたいに動いて唇の中に侵入して来て、佐野の太腿が俺の股間に差し込まれてスリスリ擦られる。 「は、ぁ…んむ…っは、ふ」 結局、矢野の躯を引き剥がそうと背中の制服を引っ張るくらいしか出来なくて、抱きついてるみたいになる。 「ッは…! さ、佐東っ…!」 「矢野…」 「さ、…んっ…ん…は。あ」 何度も何度も、丁寧にキスされる。 股間も丁寧に擦られて、頭がぐらぐらしてくる。 だめだ、こんなのおかしい…! 「っは、ぁ。ッさ、佐東、待っ、」 かちゃかちゃベルトが外されて、俺の腰の後ろから尻に佐東の掌が滑り込む。ぞわぞわっと鳥肌が立って、逃げたいのに全然力が入らない。 「ぃ、いや…っ、ッん! ゃ、そな、とこっ…!」 くに、くに、と佐東の指が俺の蕾を刺激する。 否応なく息が乱れる。 「エロい顔しないで…撮りたくなる」 「ッ!? な、にを…っ!」 「あと、あんまりエロい顔してたら誰かに見られた時バレる」 「っ!」 すぐ側は校庭に面した窓。下にはほとんど全校生徒が集まっている。 俺の意識がそっちに向いた瞬間、俺の制服のズボンがすとんと落ちた。窓の下からは見えない高さで。 「〜〜っ! やめろ佐東っ…!」 「やめない。矢野は見られて気持ちいいだろ。ほら。硬くなってきた」 「っ…ゃ、やめっ…!」 蕾の表面を揉みほぐしながら、トランクスの上から花芯を掴んで扱かれる。 「エロい汁滲んで来た…。指も、這入る…」 「いっいや…ッ! ゃ、ぁ…っ、あッ…」 「…熱くて指溶けそう…」 「ゃ、だ、やめろ、ゃっ…っん、ん…ッ!」 またキスされる。 ぬるつく舌が執拗に絡まってきて、どちらのとも分からない唾液が垂れてシャツを濡らす。 いつの間にかトランクスのスリットから花芯が取り出されて、佐東の手で愛液を塗り広げられてぐちゅぐちゅ音を立てて扱かれていて、蕾はぬぷぬぷと佐東の指に割り拡げられている。 「見られてる、矢野」 「ッうそ、」 「嘘じゃない。みんな見てる、俺とのキス。矢野の下半身がこんなエロい事になってるのは、まだバレてないかもな」 矢野が暴れなければ。 そう囁かれて、体温が上がる。 なんで。 いやだ。 だめなのに。 混乱する頭でそれだけがぐるぐる回る。そしてトランクスの裾から、太くて熱くてぬるつくモノが侵入して俺の太腿の内側と双球を擦った。 「ひぅっ…」 「見られて輝く矢野が好きだ。…昂奮する」 囁く唇が、また俺のそれと重なった。 |