俺に与えられた力は、強力なものだった。
―――これが、強いということ。
有り得ないくらいのスピードで走り、誰にも負けないほどのシュートを打つ。それが、どうしようもないくらい心地良かった。
「…これなら、円堂の隣に立てる」
もう置いてきぼりになんかにされない。追うことしかできなかった、あの頃の俺とは違う。
だけど、
これで良かったのかな。
俺は
ただ、力が欲しかった。
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