あれほど絶望した事はない。
俺が、俺達が今まで頑張ってきた事が無駄だったように感じた。
なぁ、円堂…
それでもお前はやるのか?
ずっと一緒にいた幼なじみが、怖い。
あの笑顔も、あの言葉も、なにもかも…
俺はもう、だめだよ。
勝てる気がしない。
初めて、走ることが苦しかった。
ごめんな、弱い俺で。
出来る事なら、一緒に戦いたかった。
だけど、俺は。
お前みたいに強くないから。
俺の内で何かが終わりを告げた。
「さよなら、だ」
ごめんな、円堂、みんな。
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