あれほど絶望した事はない。
俺が、俺達が今まで頑張ってきた事が無駄だったように感じた。



なぁ、円堂…

それでもお前はやるのか?



ずっと一緒にいた幼なじみが、怖い。
あの笑顔も、あの言葉も、なにもかも…



俺はもう、だめだよ。



勝てる気がしない。
初めて、走ることが苦しかった。



ごめんな、弱い俺で。



出来る事なら、一緒に戦いたかった。
だけど、俺は。
お前みたいに強くないから。



俺の内で何かが終わりを告げた。



「さよなら、だ」



ごめんな、円堂、みんな。







「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -