桂「はい、今日も始まりました。新婚さんいらっしゃーい!」

仙「兵庫県から来た、立花仙蔵、25歳」
綾「妻、立花綾、23歳」

桂「美男美女夫婦やな」
山「羨ましいもんですね」
桂「旦那さん、職業は?」
仙「弁護士に成り立て、ですかね」
桂「…出来過ぎやわ、この夫婦」
山「奥さん、今までの流れは?」
綾「高校時代に出会って、そのまま成り行き〜って感じですね」
桂「は?成り行き?」
山「成り行きで結婚!?」
仙「私の親友二人が綾の親友二人と付き合っていまして」
綾「じゃあ付き合うかって」
桂「かっるいなあ」
仙「そのまま五年くらい…」
山「気付いたら結婚してた、とか?」
仙「いえ…、気付いたら子供が居ました」
桂「おいっ!」
綾「まあ、お互いに不満はないんで構わないですけどね」
山「お子さんはなんて名前ですか?」
仙「藤内と言います。藤の内側と書いて」
桂「綺麗な名前やなあ。女の子?」
綾「男ですよ。今度二歳になります」
山「へぇ、デキ婚なんだ」
仙「まあそういうことになります」

桂「で、どう新婚生活は?」
仙「…生きるか死ぬかの死活問題ですね」
桂「え?」
山「何?どういうこと?」
仙「こいつ、料理が全く出来なくて」
綾「いつも皆助けてくれるでしょう?」
仙「…お前はいい友人を持ったな」
桂「どういうこと?」
山「奥さんは料理が出来ないから、奥さんの友人が作ってくれる…って所ですか」
綾「滝ちゃん、三木ちゃん、先輩ー、見てるー?いつもありがとー」
仙「綾…」
桂「マイペースな奥さんやな。旦那さんどう思うん?」
仙「周りに迷惑かけてますけど、なんだかんだで楽しいのでいいです」
山「あら、いい旦那さん」
仙「でももう少し愛想があってもいいんじゃないかと思う時があります」
桂「だろうね」
山「奥さんはなんかあります?」
綾「いえ別に」
桂「はい!今日は立花夫婦でしたー」
仙「ありがとうございました」

桂「…なんか濃い夫婦やったな」
山「…美夫婦なんですけどねぇ」





―――――
新婚立花家です。
できちゃった婚みたいです。

会話仕様ですいません…







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