修学旅行




『**君。何をしているんだい?とうにみんな…』

「格くん。いろいろ考えてたら…格くんは?」

『ああ、僕のスケジュールは強行軍だから、ひとりで回ろうと…一緒に、回るかい?』

「うん!」

『よし、そうしよう。しっかり付いてきたまえ。それでは、出発!』


―まわってる最中は友好と同じ―


「あー面白かった!」

『ああ、充実した一日だった。でも、君が望んでいた充実とは少し違う。そうだろう?』

「うん…でも、格くんのおかげでいい思い出が出来たよ」

『それは、僕のほうだ…誰かと回れるとは思っていなかったからね。ありがとう。
それじゃあ、僕は旅館内の見回りに行ってくるよ。失敬!』


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