鈍感な彼のセリフ3

エレン

「エレン、訓練お疲れ様」

「おう、お疲れ」

「ねぇエレン。今度立体起動教えてくれない?私、ちょっと慣れなくて」

「いいけど、俺よりベルトルトとかライナーのほうが上手いぜ?お前、あいつらと仲良いだろ」

「あ、えっと・・・エレンに教えてもらいたい」

「なら、教えるけど」

「・・・うん、ありがとう」

「ん。あ、じゃあ代わりに座学の方教えてくれよ。アルミンに聞こうと思ったんだけど先約がいてさ」

「うん!私でわかるところなら!」

「お前頭良いもんな。運動神経はそこそこだけど」

「一言余計だなぁ」

「ははっ、悪い」

「でも、本当のことなんだよね。私もミカサみたいになれたら・・・」

「ミカサと比べんなって。お前はお前だろ」

「ありがとう・・・エレンと話してると何か勇気出てくる!」

「そうか?」

「うん、エレンが勇気ある人だからだよ」

「皆死に急ぎって言うけどな」

「私は、エレンのそういうところ、好きだから」

「そうか?」

「うん。私なんか勇気も度胸もないし、羨ましいよ」

「そんなこと言うなよ、お前にだって良いとこあるし」

「そうかな」

「そうだよ、それに、」


俺、お前のこと好きだよ


(私の好きとは、意味が違うね)


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お題は確かに恋だった様から
お借りしました

2014/05 宙


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