鈍感な彼のセリフ2 「何してるんだ」 「ん、潮江君。食堂のおばちゃんに頼まれてお使いに行って来たの」 「それで?」 「で、お礼にってたい焼きもらったからばれないように会計委員会が始まる前に食べようと思って」 「・・・ばれたな」 「あはは、まだ委員会始まってないし、いいよね?」 「あぁ、別にいい」 「今日は予算会議に向けての対策考えるんだよね?皆必死だからなぁ」 「あぁ、今回も何をしてくるかわからんぞ」 「作法が地味に嫌な事してくるからなぁ・・・あと用具。食満君が委員長だけあって中々攻撃的」 「お前は怪我をしないように俺の後ろにいろ。まぁあいつらも女に手は出さないだろうが」 「・・・わ、わかんないよ?私だってくのたまだし」 「そうだが・・・ん、今気づいたが良い匂いだな」 「え?あぁ、たい焼き?」 「うまそうだな、一口くれ」 「え?」 「一口」 「ひと、え、え?」 「何を慌ててるんだ?」 「だ、だって、それって」 「ん?何だ?」 一口くらいいいだろ (間接キス、なんて気にしてるのは私だけ) ----- お題は確かに恋だった様から お借りしました 2014/05 宙 |